南学院宇都宮校算命学オンラインスクール

「乙」は柔らかくしなやかな草花を象徴する陰の木性。一見、か弱く見える乙木ですが、現実には風雪に耐え、岩をも割るような強さとしなやかさを持っています。そしてその乙が、冷たい冬の水である「亥」の上に立つのがこの干支。まるで厳冬の水辺に根を張る水草のように、環境の厳しさを受け入れながらも、美しく生きる力を内に秘めた命式です。

授業の中では、生徒さんから「乙木ってどこか儚げで弱そうに見えるのに、なぜこんなに芯があると言われるのですか？」という質問がありました。それをきっかけに、「柔よく剛を制す」の乙木の真髄と、亥の持つ豊かな水気がどのように乙を育て、また試練を与えるかについて、丁寧に解説していきました。

さらに亥が「水性の絶対王者」であることから、命式全体に与える影響の強さ、特に大運・年運においての波の大きさにも話が及びました。乙亥は感受性が鋭く、物事に対して非常に繊細な反応を示す干支でありながらも、内面には深い直観力と独特の世界観を持っているため、アーティストや精神性を重視する道にも適していることを説明すると、生徒さんも大きく頷かれていました。

オンラインであっても、まるで隣に座っているかのような感覚で、質疑応答もスムーズに進み、授業はあっという間の90分。生徒さんは「乙亥が自分自身を表しているようで驚きました。自分を知るって面白いですね」と、算命学の奥深さにすっかり魅了されたご様子でした。

こうした個別授業では、一人ひとりの理解度に合わせたペースで授業を進められるため、知識が着実に身につくだけでなく、自分自身の人生に即した学びにも繋がります。オンラインという形でも、熱量をもってお伝えできるのが南学院の強み。今回もその魅力をしっかりとお届けできた時間となりました。