南学院宇都宮校受業、十大主星「貫索星冲殺」

本日は南学院にて、オンライン授業で「十大主星・貫索星冲殺（かんさくせい ちゅうさつ）」をテーマに学びを深めました。

画面越しではありますが、生徒さん一人ひとりの真剣な表情や頷きが伝わり、とても濃密で充実した時間となりました。

貫索星は「自立・独立・自己確立」を象徴する星。自分の世界を大切にし、信念を曲げず、一本筋を通して生きる力を持っています。そこに「冲殺」がかかることで、その性質はさらに鋭く、そして複雑になります。

貫索星冲殺を持つ人は、幼少期から人に頼らず、自分で考え、自分で決断してきた経験を持つことが多く、精神的な自立が非常に早いのが特徴です。一方で、「誰にも理解されない」「孤独を感じやすい」という側面も併せ持ちます。

授業では、まず貫索星冲殺の基本的な意味合いを丁寧に解説しました。
・なぜ人と距離を取りやすいのか
・なぜ組織に属すると息苦しさを感じるのか
・なぜ自分の価値観を崩せないのか

こうした点を算命学的な視点から読み解いていくと、「欠点」だと思っていた部分が、実は「強烈な個性」であり「生き抜く力」だと気づかされます。

良い面としては、何ものにも左右されない精神力、逆境に強い耐久力、そして一人で道を切り拓く力。特に現代社会においては、フリーランスや専門職、研究職、職人、独立起業などで大きく力を発揮する星です。

一方、悪い面としては、頑固さ、人に心を開くまで時間がかかること、助けを求めるのが極端に苦手な点が挙げられます。

授業の後半は、生徒さんとの一問一答の時間。
「人と関わると疲れてしまうのは冲殺の影響ですか？」
「結婚やパートナーシップには向いていないのでしょうか？」
といった、実生活に直結する質問が次々と出ました。

それに対し、「無理に合わせなくていいこと」「距離感を大切にすることで、むしろ良い関係が築けること」「一人の時間が運気回復の源になること」など、具体的なアドバイスをお伝えしました。画面越しでも「腑に落ちました」「安心しました」という声が聞こえ、講師としてとても嬉しい瞬間でした。

貫索星冲殺は、決して生きづらさだけを表す星ではありません。むしろ、時代の先を行く“孤高の星”。自分を理解し、活かし方を知ることで、大きな武器になります。
今日の授業を通して、生徒さんそれぞれが「自分を肯定するヒント」を持ち帰ってくださったなら、これ以上の喜びはありません。

これからも南学院では、星の意味を“知識”で終わらせず、“生きる力”として伝えていきたいと思います。