南学院宇都宮校算命学対面教室
2025/09/05
本日、南学院宇都宮校にて日干支「甲辰」についてのマンツーマン授業を行いました。教室には静かな午後の光が差し込み、ホワイトボードには大きく「甲」と「辰」の文字を書き出して授業が始まりました。机の上には参考資料と命式表、生徒さんはペンを走らせながら熱心に耳を傾け、時折「なるほど…!」と小さく声を漏らしておられました。
「甲」は大樹を表す陽の木。その強さとまっすぐさは、努力を積み重ねて大成を目指す人の姿に通じます。そして「辰」は春の終わり、木気から土気に移行する複雑な季節を象徴します。甲の木が辰の土に根を張ることで、強さと同時に葛藤を抱えやすい、そんな特徴が浮かび上がります。私は「甲辰は、真っ直ぐな木が湿った土に立つ姿。強い理想を持ちながらも現実との折り合いに悩む宿命です」と解説しました。
すると、生徒さんから次の質問がありました。
生徒さん:「甲辰の人は、自分の理想が高すぎて疲れてしまうことはありますか?」
私:「まさにそこが甲辰のポイントですね。理想を持つのは大切ですが、それを現実に落とし込む“工夫”が必要です。努力は必ず実を結ぶのですが、柔軟さを持つことが開運の鍵になります。」
生徒さん:「甲辰の人は、どんな職業に向いていますか?」
私:「理想を形にする力があるので、教育や研究、技術職など“積み重ねる仕事”に強いです。真面目で責任感も強いので、リーダー的な役割でも信頼されますよ。」
こうした一問一答のやり取りを通して、生徒さんの表情も一層明るくなり、ご自身の理解を深めておられました。
また、授業では「辛卯」との比較にも触れました。辛卯は繊細な感性や芸術的な美しさを象徴し、芸能界や文化の世界で活躍する人が多い日干支です。例えば女優の新垣結衣さんはその代表例。華やかで人を惹きつける魅力を持つ辛卯に対し、甲辰は大樹のように安定感と信頼を周囲に与える存在。どちらも「木」の要素を持ちながら、その表れ方には大きな違いがあるのです。
教室は穏やかな空気に包まれ、ホワイトボードには「理想と現実」「真っ直ぐな木」「土の中の葛藤」といったキーワードが並びました。生徒さんは「自然界のイメージで性格や運勢を理解できるのが算命学の面白さですね」と感想を述べられ、最後まで真剣にノートを取り続けておられました。
今回の授業を通して、生徒さんは甲辰の人の持つ「理想の高さと現実の課題」、そしてそのエネルギーをどう活かせば良いのかをしっかりと理解されました。算命学の魅力は、こうして自然界の象意を日常に結びつけながら、自分自身や周囲を深く知ることにあります。静かな対面授業のひとときが、また一つ生徒さんにとって新たな気づきの時間となったようです。
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