南学院宇都宮校算命学対面教室
2025/07/27
【授業レポート:日干支「己卯」―柔らかな土と芽吹く木の物語】
本日は南学院宇都宮校にて、日干支「己卯(つちのとう)」に関するマンツーマンの対面授業を行いました。今回の生徒さんは、以前からご自身や身近な方に「己卯」の命式を持つ方が多いということで、この干支の本質を深く知りたいという強いご要望がありました。
授業の冒頭では、まず「己(つちのと)」の性質について解説しました。己は「陰の土」。田畑や庭土のように柔らかく、人を育て、何かを育む性質を持ちます。一見控えめで穏やかですが、内面にはしっかりとした信念や、整える力が宿っています。
それに対し「卯」は、春三月を表す十二支で、草木が芽吹くタイミング。木気が盛んになる中で、まだ細く柔らかな新芽が風に揺れるような、繊細で感受性豊かな性質を象徴します。
この「己」と「卯」が組み合わさることで、己卯は「柔らかな大地から春の芽が顔を出す」ようなイメージの干支となります。
生徒さんからの質問も活発で、「土と木は相剋関係ですよね?育てるのか、傷つけ合うのか、どう捉えたらいいですか?」という鋭い問いが出されました。私は、「確かに相剋の関係ですが、これは単に対立というよりも、成長の過程における『刺激』と捉えると良いでしょう」とお伝えしました。柔らかな土(己)が、芽吹こうとする木(卯)を支えつつも、ときに根の広がりを抑えるように、自他の間にバランスをとる役目を担っているのです。
また別の質問では、「己卯を日柱に持つ人は、どんな性格傾向になりますか?」という関心が寄せられました。これについては、非常に人あたりがよく、優しく、聞き上手である反面、感情が揺れやすく、人間関係で傷つきやすい面もあると説明しました。特に相手に合わせすぎて自己犠牲に陥ることもあるため、「自己の軸を保つ」ことが大切であると伝えました。
最後には、生徒さん自身の命式にある「己卯」の活かし方についても具体的にアドバイス。「言葉を使う仕事」「癒し・教育・相談業」など、人の成長に寄り添うような分野が天命に繋がる可能性が高いことに、生徒さんも大きく頷いておられました。
一対一の対面授業だからこそ掘り下げられる「命式の本音」と向き合った、静かで充実した学びのひとときとなりました。
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